「すき」と暮らす

走りすぎない。堅いことなしに、好きに暮らそう。

歳を重ねてゆくことって儚くって美しいという話

 

「すき」と暮らすの、梅田ミズキ(@mizulifejp)です。

 

f:id:rnizuki:20191101122227j:plain

 

 

初めてぽつぽつとライティングを始めてから、もうすぐ2年になろうとしています。これまでに、単発のものを執筆したり、依頼を受けて執筆したりと、あらゆる面から仕事をさせていただいてきました。

 

現在はメディアに所属しながらの執筆が主になっていますが、先日、メールボックスに届いたある依頼。「ここに掲載します」という参考メディアを見て、胸が痛く、そしてさまざまなことを考えさせられました。

 

執筆依頼内容は、「介護業界におけるこれからの在り方について」

 

 

 

 

もれなくみんな老いていく

 

www.rnizulog.com

 

▲こちらの記事 でも触れていますが、私はライターとしての仕事を一本化するまでに、主に福祉関連の仕事をしてきました。介護の現場や精神疾患の方との関わりの中で、命の重みやありがたみ、儚さ、やりきれなさを目の当たりにしてきました。

 

介護の仕事は世の中では「3K」と呼ばれていて、出来ることなら避けて通りたい人がほとんどなのだそう。私は3Kについての抵抗は一度も感じたことはなかったけれど、世間的にそう言われているのも、無理はないのかな。そう感じています。

 

f:id:rnizuki:20191101130048j:plain

 

ケアプランを立てて個別に関わっているつもりでも、「こんなところ刑務所と同じや」と言われてしまったり、こころで寄り添っていきたくても暴言を吐かれてしまったり。そんな、悪いイメージばかりが挙げられてしまう世界。

 

世の中の声は、「だってクリーンじゃないしね・・・」とどこか他人事のようだし、自分には関係のないことだと思っているような意見を目にすることも、しばしば。

 

けれども、本当に関係のないことなんだろうか。「介護」に携わることのない人はいても、生きている以上、「老い」を避けて通ることのできる人って存在しません。つまり、もれなくみんな老いていく。

 

 

人間味の増す生き方

 

それでも、何がそうさせるのか分からないけれども、人は常に「若くいたい」と思ってしまいがち。自分自身のモチベーションの問題なのか、すこしばかりの優越感を持っていたいがためなのか、好意を寄せる人の離縁が怖いのか。はたまた、別の話なのか。

 

どれを取ったところで、どうして若くいたいと思うのかといえば、「老いていくこと」に対するイメージが悪いからですよね。

 

当然のことですが、老いていけばさまざまな面での変化に直面します。「顔にシワが増えたような」「こんなところにシミあったっけ」「最近あちこち痛いような」。

 

以前出来ていたことが、ぱったりと出来なくなったりします。覚えていたことを、すっかり忘れてしまったりだとか。

 

誰も、そのフィールドに入りたくない。だって、人から笑われるかもしれないし、愛想尽かされるかもしれないし。

 

f:id:rnizuki:20191101140019j:plain

 

けれども外側の老いとは裏腹に、内側という断面で見たとき。歳を重ねた数というのは、その人の人生の経験値を表すと思います。

 

外側の老いを防ぐことに限界はあっても、「その人らしさ」としての厚みを重ねていくことは無限に出来るのです。

 

その世界の人にしか分からないこと

 

それぞれの仕事に世界があって、内輪にしか分からないことがある。どんな仕事にも、言えることだと思います。

 

私自身、まったく別の仕事をしている友達から学ぶことはたっぷりあるし、掘り下げて聞いてみたいところだらけ。

 

先に書いた、依頼先の掲載メディアには、そんな別業界の方たちから見た介護業界の印象や、実際に身内を施設に入所させているご家族の方から見た介護に対する印象が、あらゆる角度から、ずらずらと書いてありました。

 

f:id:rnizuki:20191101142329j:plain

 

やっぱり、良い評価はあまり無くって。あぁ、こんな風に映っているんだな、私もこんな風に思われちゃっていたのかな、と。

 

「介護士経験者のコラムとしてピックアップ記事を作って下さい」という依頼だったのだけれど、いやーこの中に私のコラム載せるのはなかなか勇気がいるなあ・・・そう思っていました。

 

でも、書きたい。

 

「生きる」という命の中間地点に自分たちが携われることの意義深さを、私なりの言葉で紡げるのではないか。本当にありがちでなんだけれど、「ありがとう」の一言がいかにして重い言葉なのかを、経験者として伝えられるのではないか。

 

浮いてしまったっていいから、アウェイとも呼べるこのページに私の言葉を残したい。そう思って、その依頼を受諾しました。

 

 

これまでの生き方を無駄にしない

 

身を置いている環境や事情から、介護からは離れた仕事に変わったものの、過去に自分が選択し歩んできたことに、現在も別の形でこうして関わっていけるということ。それは、とっても価値のあることだと思います。

 

命が尽きるのって、儚いかもしれない。けれども「歳を重ねていく」ということは、年輪がどんな顔でも、どれもこれも美しくって、人間くさい。

 

f:id:rnizuki:20191101142155j:plain

 

娘を産んだとき、言葉に代えがたい幸せを感じました。一生のうち、これ以上の喜びはきっと経験しないだろう、と。これも、私が歳を重ねたからたどり着いた経験であって、今この瞬間ひとつひとつも、これまでの私が蓄積してきたものです。

 

ここまでそうしてきたように、悲しみや悔しさや虚しさは、過去に置いたりしない。この先も、すべて持っていきます。

 

酸いも甘いもたっぷりと経験して、深みのある女性になりたい。20代最後の節目に、そんなことを改めて考えさせて下さった執筆依頼先の方に、心から感謝しています。


Twitter https://twitter.com/mizulifejp
(@mizulifejp)

Instagram https://www.instagram.com/rnizuki.jp/
(@rnizuki.jp)


▼ ご連絡はこちらからよろしくお願い致します

tayori.com